2012年10月10日水曜日

10月9日(火) リエカからスプリットへ

リエカ駅発11:40、バスでモラヴィス(この間はバスの代替になっていました。)へ、
モラヴィスで列車に乗換え、モラヴィス駅発13:28オスタリエ着14:15、ICに乗換え
オスタリエ駅発15:38のI CN525でスプリットへ、スプリット駅着20:37の予定で長い移動時間になりそう。

手元にあるリエカ駅から戴いた時刻表(クロアチア語のみ)によると、バス代替のこのダイヤは2011年12月11日から適用(推定)となっていますが、最新のトーマスクックにも、ドイツ国鉄のWebにも反映されていませんでした。
判っていれば、面倒な乗換えは避けて、最初の予定通り、バスで海岸線を走っていたでしょう。

以上の予定の筈が、
ホテルから呼んでもらったタクシーで11時過ぎに出発、鉄道駅に、
タクシーのメーターが倒されていないので、指摘すると、忘れていたとのことで、ウィーンでのこともあり、怪しみました。
結局、その時メーターを倒したときのまま、基本料金の30KNで駅に、
チップを渡そうとすると要らないとのこと、4kmまでは30KNの定額らしい。
駅までは2km無いので、充分ですね。

駅前にそれらしいバスが2台、どちらにも全くモラヴィス行きの表示がないので、ドライヴァーに確認して前方のバスに、
他にも何人か聞いていたので、判らなかったのは我々だけじゃなさそうでした。
毎日のことの筈なのに、表示が無いのは何故なのでしょうかね。
定刻に出発、街を抜けて高速道路に入りましたが、ゲートが開かずバスは立ち往生、係りの人に手で開けてもらっていました。

快適な高速から下りると、狭いジグザグの田舎道へ、何故か予定表にある途中の停車もせず、予定より30分も早くモラヴィス駅へ、

ホームに列車が待っていましたが、オスタリエ行きを確認して急いで乗車しましたが、結局、出発したのは予定通りの13:38でした。
コンパートメント3両の席は、がらがらでした。
2等ですが座席に230V電源も付いていて、車両は比較的新しいのですが、全体的に汚れていて、トイレは使い物にならないものもあり、ソフトが行き届かないのでしょうね。

普通列車705は途中3駅に泊まり、14:15にICNへの乗換駅オスタリエに、ここで1時間23分もの待ち時間があります。
それにしても、クロアチアに来て鉄道の使いにくいこと、バスに負けるのは仕方無いですね。

オスタリエ駅着、何人か降りましたが、駅前には全く何もありません。
駅の付近には、ぽつんぽつんと人家が2、3軒あるだけです。
ここで、今夜の食事を調達しようと考えていたのですが、それどころではありません。
夕食は、各自、残ったババナ1本ですませることになるようです。
思いがけぬ、ダイエットの機会です。
他の乗客は、それぞれ飲み物、食べ物を持ち込んでいるようです。

定刻通りに、スプリット行きICN525が来ましたが、牽引車両は2等車両が2両のみ、予約していた1等ではなく、鍵の掛けられていた2等の最後尾のコンパートメントを割り当てられました。
コンパートを占有させることで、済ませるつもりのようですが、他に沢山の座席が空いているのに納得出来ません。

クロアチア国鉄よ、
1等が無いのなら、最初から設定するな!
1等料金127KN+座席指定料金14KN=141KN/2人分(2人の夕食分になります。)、を返せ!
と、大声で言いたいのですが、所詮、言葉の通じない異邦人の哀しさ、泣き寝入りに終わりそうです。

やはり、このルート設定は失敗のようです。
海岸線をバスで南下したほうが、景色も良いでしょうし、面倒な乗換えもありません。
但し、客の少ないときの列車旅は足を伸ばし、横にもなれるのでバスに変えられないものがあります。

山あいを縫って、列車は南下しています。
ガタゴト揺れが大きく、タッチミスが多くなりました。

この列車も、オスタリエまでの普通車と同じ車両ですが、少し汚れは少ない感じです。
パソコン用電源も、付いているのも同じです。

リエカ、スプリット間は、夏季には観光フェリーが就航していて、そちらを使う予定だったのですが、10月2日には今年の運航は終わっていて、あきらめました。
船からのクロアチアの海岸、島々の眺めは素晴らしい(そうです。)。

列車の中では閑なので、ブログを書いていたら愚痴もあり長くなりました。
暗闇の中、列車は9時前に目的地のスプリットへ、
駅から歩いて約15分、今夜の宿 ホテル・ヴィラ・ディアナへ、

ホテルで最後のコーヒーを

リエカ駅から

このバスで

モラヴィツ駅へ

R705を牽く機関車、モラヴィツ駅で

R705のコンパートメント

オスタリエに到着

R705はそのままザグレブへ

駅付近には

何もありません。

待ち時間の間に

2、3本の列車が止まりました。

やっと、ザグレブ方向から

ICN525が

到着しました。

これが座席、R705のと同じです。

スプリット駅に到着、プライベートルームの客引きが何人か待っていました。

暗闇の中の駅舎